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今日のお話は
こんにちわ、藤野紫菊です。
夏が来ましたね。(まだ梅雨ですよ)
私にしたら夏と一緒みたいなものです。夏生まれなのに嫌いな季節。
それは、色んなものがざわざわするから。
こんな書き方すると、また怖い話するんか?って思われますがそうじゃない。
お盆のお陰か生きてる人もそうじゃないのも楽しみなのか賑やかになってくるんですよ。
それが嫌って話でもないんですけど、今年も帰ってくるんかなって色々と考えちゃう。
だって、今年からお父さんも帰ってくるから(多分)
多分っていうのは、成仏してたらの話です。(いやしてるよ(笑)多分)
私は視える子じゃないので、こんな感じですが、感覚だけ敏感なので何ともね。
そんな私のお話をしようかなって思います。
私の体質的な話はリンク張っておきますので、予備知識としてどうぞ。
あれは……
二十五歳の時、一回目の離婚を終えて、二回目の離婚を終えた辺りのお話。
私は、実家に帰ること無く、二回目の結婚時と同じ市内で仕事をしていました。 この頃の私は身体も精神も痛めていたので、昼間の仕事でフルタイムは出来ず派遣やアルバイトで食い繋ぐ生活。
それだと大変で、宴会コンパニオンなど週二回は出て生計を立てていました。
仕事を終えた後、飲みに行くなどしてたら温泉街で色んな職種の方と仲良くなりました。
その内、風俗関係者の方と仲良くなり「お仕事しない?」とスカウトも受ける位に。
仕事はしませんでしたが、働いている可愛い女の子に暇だからお話しに来てって誘われました。私も興味が湧いて行ってみることに。
いわゆる、待機室ってやつ場所で。広い部屋に何個も和風テーブルがあり何人か女性の方がいました。初めて見る世界観だったのでワクワクそわそわ。色んな質問をお姉さんにして楽しくお話しすぎて夜中までいるのが当たり前に。
働いていないのに、従業員と変わらないぐらいに人を覚えていました。
ここはお店型の風俗で、建物は物凄い年期があって、個室も見せてもらったのですが窓が無くて年代を感じる部屋。
(これ、なんか出そうだよねぇ)
と考えながらも第六感的に何かを感じていました。
不思議なことに
そこで働いている女性の何割かは霊感が強い方がいて、楽しいお話を聞かせてもらっていました。
そのお姉さんたちは私を見て
「しぎくちゃんも、強そうだよねえ」
って体質的なものを見抜いていた感じでした。
今思えば、こんな体質な人を出会う場所なんて滅多にないから嬉しくて会いに行ってたかもしれない。
そのお姉さんは面白おかしく、お店で起きたことを話を聞かせてくれました。
忙しい時にタオルを持って廊下を走ると同じように走ってくる人がいるとか
お客さんと個室にいるときに肩に女人の目と頭が見えて仕事にならなかったとか、笑って聞く話でもないことを笑って話をしていました。
そんなある日
その日も待機室でお話をして、夜も更けたし家に帰ろうかなって思っていたのですが、昼の仕事の疲れか畳の上でうつらうつらと寝てしまいました。
お店が終わり片づけの音で目が覚めた時にお姉さんに起こされました。
私は部屋の入口付近で横になっていて入り口のドアが開いていて廊下が見えていました。その廊下の棚には色んな仕事で使う消耗品とか並んでいていました。
私は薄く目を開けてボーっとしながら何気なく、廊下を見ました。
廊下を白いドレスをきた黒くて長い髪の女性が歩いていきました。
すらりとして、スタイルが良くスレンダーで颯爽と歩いていきました。寝ぼけていたのか横顔は見えていません。

(あんな人いたっけな……?)
僅かな違和感を感じました。起こしてくれたお姉さんにお礼を言おうとしたら。
お姉さんは私の視線先を一緒に見ながら
「しーちゃん、今の見えた?」
「いまのって廊下を歩いて行った女の人ですが?白いドレスの黒いロン……」
と言い終えた時にお姉さんおも同じ言葉を言っていました。
「見えてたんだね。寝起きに波長が合ったのかな」
それ以上何も言わず、帰る準備をしていました。
その言葉で私が見たものはこの世でないものだと認識。見た時の少しだけの違和感はそれだったと。
「まぁ、こんなお店にはしょっちゅうあることよ」
と軽く言うお姉さん、深くは語らない様子を見て私も。
(そうだよねぇ・・いちいち大騒ぎすることでもないんかな)
一般的には、怖いことが起きたのですが、私は相変わらずお姉さんに会いに仕事場行ったり飲みに行ったりしていました。
飲んでいる時に話をすると決まっていうのが
「生きてる人間が一番怖い」
この言葉が印象的でした。
お姉さんがなんでそう思うようになった話も聞きましたが、それはまた今度に。
こんなことが日常茶飯事で歴史があるお店の話でした。
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