本 読む 言葉

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本を買いました

ヴァージニア・ウルフの「波」を読み始めた。私の中で胸を押されるような感覚がでる。小説だと思って読み始めた自分の気持ちは軽く裏切られる。

「まるで、詩のようだ」

小説のはずなのに、詩を読んでいる感覚だ。登場人物のすべての感情がとても美しいものになっている。

美しい風景をただ眺めている空気になったように。流れ行く風景を見つめている感覚。

これは、一気に読んでしまっては勿体無い。そんな気持ちになったので栞をはさんで読むのをやめた。

この本は、自分のお気に入りの場所で読みたいと思う時に読むのが相応しいと思わせてくれる本だ。

詩集も買った

せっかく始めた読書が終わるのも寂しいので、一緒に購入した銀色夏生さんの詩集を読み始めた。

私が中学生の頃に周りの同級生が読んでいた。私は皮肉れてたので一緒に読むことはなかった。ただ、気になったので一冊だけ買ってコッソリ読んで記憶がある。

「詩集 私を支えるもの」 令和二年十一月に発効している。私はもうアラフィフに近づいているけど三十年の間も詩やエッセイを書き綴っていることが嬉しかった。

当時、詩はブームだと思っていたから今では読む人も書く人もいるのかなと疑っていたし、私自身も詩を書くことを隠していた。

今では

そのことを隠すことをやめた。残りの人生がどれぐらいかもわからないから、抗ってみるのも悪くないと活動を明確に示した。

今では稼ぐことに執着していたので今年の五月までは模索をしてたが、諦めたみたら楽になりのびのびさせてもらっている。

生きていくぐらいの金があって贅沢しなくても幸福感はいくらでも感じることができる。

好きな本を読んで、好きな文章を書いて、好きな生活ができる。好きな人が傍にいたら言うことがない。

お金の執着の理由は

実家にある。私の生まれ育った環境が大きく影響していたのだと思う。 早く大人になって稼いで親に文句をいわれない自分になりたかった。 お金がない実家をどうにかして支えないといけない。母親の嘆きを聞くのは勘弁だ。

色々とあったと思うが結果。お金さえあれば問題は解決できる。自分のやりたいことをに蓋を閉じ、与えられた責務に集中する日々。

それは、好きなものさえも忘れてしまって、自分がわからなくなるぐらいに。

やっと、長年の呪縛が解けようとしている今、私は詩や文章を書いている。

この先にどんな風景が見えるのかを愉しみしいている。

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