ひとりあそび

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いつもひとり遊びしている子供

それが、私の幼少期でした。家に大人しくいて沢山あるオモチャの中からお気に入りを出して遊ぶそれが毎日に決まりでした。

私は三歳まで、家にいて保育園にいっていませんでしたので、長い時間家で一人で遊んでいました。

外が明るいうちは窓から光がちょうどよく入り、日没となると暗くなるので1日が終わることがわかりました。

兄も二人いましたが、6歳と8歳上なので毎日学校へ行っていたいので、日中はひとりでいました。母親は専業主婦でしたが、家のことか何かをしていて私の相手はしてくれる人ではなかったです。

母は今の私と同じで本を読んだりテレビを見たり自分の時間を大事にすることが好きな方でした。

 こういう話をすると他人から「辛かったね」「ひどいね」と言われることがありましたが、私にとっては当たり前の毎日だったので何が「辛かった」「ひどい」のかわかりません。

逆に侮辱されているような気分になるのです。

ひとり遊びになれてくると、色んな遊びをするようになります。

うつ伏せになって目を閉じると目の前は真っ暗になります。当たり前のことを言っていますが、その暗闇を楽しむことができることができました。




暗闇の中を


最初は真っ暗な中なんですが、次第に慣れてくると細かい光というか電子みたいのが見えてそれが動いて見えてきます。それに意識を集中すると、真っ暗な中で前に進んでいるような感じに見えてきます。

そう、宇宙空間をいどうするような、その風景を楽しんでずっと前へ前へと進んでいきます。このまま前に進むとどこえいくんだろうと三歳の私は説明できない遊びを楽しみにしていました。

どんどん先に進んでいく様子を楽しんでいると


目の前が急に


ホワイトアウトになりました。



白くて眩しくてそれ以外はわからない。真っ暗な空間からの変化だったので私は驚いて顔を上げて目を開きました。

いつもの居間がそこにあり、いつもの世界が見えました。子供ながらに私は少しだけホッとしましたが、見たことない白い世界が気になってもう一度うつ伏せになって見ようとしました。見ることはできませんでした。

何となくしてはいけない遊びなんかなと思いあまりしなくなりました。

今は大人になったからすることないですが、寝る前と起きた時に「瞑想」をします。

その時に同じような似たようなものは見えますが、また違った視え方がします。




遊び方は基本的にひとりでできるもの


私の遊び方はひとりで完結するものが多かったと思います。

「お人形遊び」「ぬりえ」「着せ替え」「お絵描き」「本を読む」「ゲームをする」

今はゲームでもオンラインで人と関わりを作ることができますが、それが良いことなのか悪いことなのかわかりません。

程々に人と関わりあってバランスをとって生きるこれが私には快適です。

その「ひとり遊び」が大人になって初老になってもずっと続いています。






好きな時間に好きなことをする幸せ

読んでみたい本を読む

ゲームをする

文章を書いてみる(ブログ)

美味しいものを程々に食べる

身体に良いことを無理せずする

信頼できる気が合う人と無理せずに関わる

時間にとらわれずに生活のことをする

ここにあげたことは私にとっては「ひとり遊び」に近いことです。

命があるかぎり、動けるかぎり自分でできる遊び。




子供のころに何を考えずに形にとらわれずに


遊んでいたことが、「今」羨ましく感じます。

「あの時」の感性はあの時にしか出来ないので思い出してもやろうとしても「あの時」と「今」ではかなり違う。

親が子供のさせられることは限りはありますが、怒られない程度には遊んで欲しいなと自分の子供には思いますが、モノを大事にしないと私も叱ってしまいますね。

子供は「感情」の生き物ですから、大人よりは衝動的で少しのことでも大きく揺さぶられる心をもっています。

「親」なった今では、いけないことを言い聞かせる苦労を「今」身に染みてしております。私は優しい親には遠いかもしれない。

子供と触れ合うより、ひとり遊びをしている方が落ち着く「不完全な親」なのかもしれない。



叱るというのはエネルギーを使う




叱る、怒る、泣く、悲しむ、色々な感情表現はありますが私はこの感情になると大きく疲れるらしいです。

だから、「怒る」「叱る」「泣く」「悲しむ」が嫌いなんです。たださえ少なく感じるエネルギーが枯渇する感覚がある。

主人が私に

「あなたの怒る時が物凄く怖い。何というか強い、言葉が強い。言葉が暴力に近いの」

確かこんな風に言われたと思います。無意識でしたけど言葉が強いらしいです。言い方とも表現でもないけど。主人は普通の人ですけど、私を通じて「言霊」を信じるようになったといいます。

「あなたの強い言葉で人は死ぬと僕は思うよ。自分も死にたくなったから」

ここまで言われると「叱る」「怒る」時は気を付けないといけないと考えるようになりました。

元々は感情が強い子供だったので訓練でここまでコントロールできるようになりました。



私の子供達は


私の時よりは、人と関わって遊んでいるので少しは安心しています。でも娘もひとり遊びが好きみたいでよく似ているなって感じさせられます。 

息子はゲーム以外は遊んで欲しいというのでこれはこれで新鮮味があります。

母親なのに上手に遊んでやれないですが、出来るだけ関わってみようかなって思います。

ひとり遊びをさせていることは、悪いことでもない。

ちょこちょこ親が遊ぶと子供は喜ぶし、子供にひとりの時間をあげて自由にさせるとのびのびします。

叱る範囲は決めて確りと説明して叱ればいいと。

自分でも「お母さん」ができるので世の中のママさん達は真面目で頑張っているとも思います。

自分を責めずに頑張ったことを褒めてほしい。無理をせずに、自分自身を癒してほしい。







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